金曜日, 12月 08, 2006

転職は35歳が境界線?

求人の年齢条件はほとんどが35歳までで、35歳を過ぎると極端に求人企業は少なくなり、職種も限られたものとなってしまいます。
なので転職するなら35歳までに、いわゆる「転職35歳限界説」ですが、好景気を背景にした企業の業績回復により、最近になってその定説にも変化が起こってきているようです。

実際、2005年の終わり頃から現在まで、求人の数は伸びてきています。
これまでの不景気の時代に大規模なリストラをした企業が再び人材の確保に入りだしたと言う背景があるようです。それに加え昨今の景気回復で企業は体制強化と事業拡大方向に戦略を転換しているので、そのための人材確保をしています。

そして来るべき「団塊世代」の定年による一斉リタイア。これによって抜けてしまう人材と戦力をいまから補充することに集中し始めているのです。
今年に入ってから、中高年の求人は増加してきています。ただし、経験やスキルのある中高年だからこそほしいという企業も増えてはいますが、まだまだ、まずは30代前半くらいまでの若い人を求めていル企業が多いのも事実です。

ところが、その若手補充が十分にできなかったために、年齢層を上げて募集枠を広げて良い人材を確保しておこうというケースも多いようです。
全体的に求人数が増え、30代後半の求人も大きな伸びを示しているのです。特に自動車、半導体、電気、IT関係の求人は目立って増えています。
職種としては国内だけでなく海外取り引きの窓口になれるような外国相手の営業の需要が高まっています。
自動車産業のほか、工作機械、電子半導体など、生産基盤を東南アジアや中国、タイなどに置く企業が増えているからです。

このような、日本と海外基地の接点に立ち、その間を取り持つ仕事は、ある程度の経験やキャリアが必要となってくるので中高年の経験者が求められるのです。
より遣り甲斐のある、大きな仕事にチャレンジしたいと転職を考えている中高年には、今が大きなキャリアアップのチャンスです。

いかに自分の経験やキャリアが、どんな会社や職種で活かすことができるか、良く考えて、大きく羽ばたくための人生の転機にしませんか?

また今の若者の人も今後このような状況に対応できるよう、キャリアを積んでおくことも考えましょう。

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